日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)の東京電力マリーゼが、クラブ存続の危機に直面している。同リーグは23日、東日本大震災による「プレナスなでしこリーグ」の日程変更を発表。第1節(4月3日)~第4節(同24日)を延期し、第5節(同29日)から開幕する。今季はカップ戦を中止し、延期分をその日程に組み込んで調整する。リーグ事務局によると、選手、スタッフ全員が東京電力社員で、活動拠点が福島第1原発近くのJヴィレッジのマリーゼの参加は未定という。同社副社長で同クラブ代表の皷(つづみ)紀男氏は「原発の対応に全精力を注いでおり、今後の活動や存続も含めてお答えできない」と話している。