サッカー元日本代表でJFL(日本フットボールリーグ)松本山雅DF松田直樹さんが4日、長野県松本市内の病院で心筋梗塞のため死去した。34歳だった。2日の練習中に急性心筋梗塞による心肺停止で倒れ、集中治療室(ICU)に運び込まれていた。容体は回復せず、家族に見守られながら息を引き取った。

 元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(56)も、松田さんが死去した知らせに「非常に悲しいし、苦しい」と沈痛な表情を浮かべた。同氏は松田さんが倒れてからというもの、代表監督時代の自らのルートを使って情報収集に努め、回復を祈り続けてきた。「34歳というのはあまりにも早すぎる。サッカー選手には現役時代と、その後と、2つの人生がある。これから、家族とともに第2の人生を踏み出すことができたのに。彼の死は本当に受け入れがたい。家族の皆さまにお悔やみを申し上げます」と語った。