福島第1原発事故の影響で活動自粛中のなでしこリーグ東京電力が28日、休部を発表した。この日、東京・本郷のJFAハウスで行われた同リーグ実行委員会で承認。今後は選手を受け入れ先に移管し、来季は2部に当たるチャレンジリーグに参戦することが、田口専務理事から明かされた。

 多数寄せられた移管の希望先が既に絞り込まれつつあり、Jクラブも候補に挙がっているという。所属していた26選手のうち、13人は現在社業に専念しながらサッカー環境を待ち望んでいる。既に他クラブでプレーしている13人のうち、退社したなでしこジャパンのDF鮫島ら4人以外の9選手は、移管先クラブで活動することも可能な契約を結んでいる。「みんなでまた一緒にプレーしたい」と選手たちが希望しているため、最大22人が新チームに所属する可能性がある。移管先は来月13日に予定されている同リーグ理事会までに方向性が定められる。