Jリーグは19日、東京・文京区のJFAハウスで理事会を開き、JFLで現在2位のカマタマーレ讃岐にJ2ライセンスを交付することを決定した。問題視された来季の収入などをクリア。24日のJFLホーム最終戦で1472人以上集客し、ホーム平均入場者3000人以上の基準を満たした上で、12月2日と同8日に開催されるJ2・JFL入れ替え戦でJ2最下位の鳥取に勝てば来季のJ2参加が決まる。また、来季からスタートするJ3の参加12クラブのうち、JリーグU-22選抜を含む10クラブを決定した。<そのほかの決定事項>

 ◆J3に参加するJリーグU-22選抜

 日本協会がチームを運営。運営責任者は同協会の原強化担当技術委員長。年間約9000万円の運営費は日本協会6割、Jリーグ2割、クラブ2割で分担。

 ◆ベストメンバー規定の緩和

 Jリーグ公式戦、天皇杯に適用される「ベストメンバー規定」と称されるJリーグ規約第42条第2項を改定。「直前リーグ戦5試合での先発メンバーを6名以上先発させる」を「プロA契約選手を6名以上先発させる」に。改定時期は来季で適用はJ1限定。

 ◆Jリーグ提携国枠

 来季からJ1、J2にJリーグ提携国の外国人枠を設ける。現在、外国人枠は3(年齢などの制約なし)+1(アジア枠)。これに提携国のタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポールの選手枠(提携国枠)1を加える。試合へのエントリーは最大4(外国人枠3+アジア枠または提携国枠1)。<J3参加クラブ>※1…町田、金沢はJ2ライセンスを申請したものの、JFLでの順位条件が満たされずJ3ライセンスのみ交付でJ3に参加。※2…盛岡、山口、沼津の3クラブのうち1クラブが参加する。優先順位は地域リーグ決勝大会成績により、盛岡、山口、沼津で、11月25日の盛岡のチェアマンヒアリングで問題がなければ盛岡の参加が決定。問題があった場合のみ山口、沼津の可能性が浮上。※3…12月1日と同8日に行われる「J2・JFL入れ替え戦」で対戦する鳥取(J2最下位)と讃岐(JFL2位)の敗者がJ3参加決定。