<J1:鹿島3-3大宮>◇第1節◇6日◇カシマ

 大宮が日本代表DF陣が並ぶ鉄壁鹿島から3点を奪った。鹿島の3失点以上は09年10月7日川崎F戦以来1年半ぶり。

 鹿島はV奪還へ怒りのドロースタートとなった。常に先手を取られ、終了間際のオウンゴールで、辛うじて勝ち点1を拾った。右膝負傷ながら強行出場したMF小笠原満男(31)は「そりゃ、勝ちたかったですよ」とぶぜん。オリベイラ監督は試合後、第4審判に猛抗議。関係者によると、後半にFW興梠がペナルティーエリア内で倒されながらPKにならなかった判定、ロスタイムの時間が短いことを訴えた。監督は退席処分と勘違いし、試合後の会見も欠席した。リーグ戦では09年10月7日の川崎F戦以来の3失点で、ドローがわずかな収穫だった。