鹿島は15日、震災で被害を受けた東京電力福島第1原発からの放射能放出などの影響により、トップチームの無期限活動停止を決めた。この日、選手たちはクラブハウスに隣接するグラウンドで非公開練習を行う予定だった。同グラウンドでは被災後初練習だったがミーティングのみで終了し、解散となった。取材に応じた選手会長の日本代表DF岩政大樹(29)は「被災は終わってない。2次3次災害もあるし、プレーは二の次です。まず、生きていかないといけない。(被害の大きい)福島とも近い環境なので、(練習はしばらく)難しいでしょうね」と答えた。ブラジル人スタッフ、選手は一時帰国し、日本人選手も実家などに移動し、再開を待つことになった。