<J1:浦和2-2鹿島>◇第12節◇21日◇埼玉

 後半19分に途中出場した浦和FW高崎寛之(25)が同22分、反撃の口火を切るゴールを決めた。その2分後、FWマゾーラの来日初ゴールも演出し、途中出場ながら勝ち点1をたぐり寄せる働きを見せた。

 試合中に放った3本のシュートは、すべて利き足ではない左足から。「意外と左でもいいシュート持ってるんですよ」と笑ったが、今月4日、練習中にGKと接触して右足首を打撲。腫れは残り、練習後には患部にたまった血を抜く日々。革が伸びてしまうため、本番まで試合用のスパイクを履かずに調整していた。

 今季初ゴールでも、喜びより悔しさが勝った。「逆転できなかったところが、今の浦和の状況。でも、次のホーム戦につながる試合。もっと良くなる」と淡々と分析。次こそ、勝利へのゴールを決める。