C大阪のU-22日本代表MF清武弘嗣(21)、山口螢(20)、DF扇原貴宏(19)の3人が、明日25日の新潟戦(東北電ス)に強行帯同することになった。レビークルピ監督(58)が23日、「コンディション次第だが、いける選手がいればメンバーに入れる。先発も含めて考えている」と明かした。

 U-22日本代表はきょう24日午後(日本時間同日深夜)にクウェートを出発し、25日昼に成田に帰国予定。3人はそのまま東京経由で新幹線で新潟に直行し、夜7時からの試合に備える。MFマルチネス、キム・ボギョンが累積警告での出場停止で、DF上本も右太もも裏痛で欠場が決定。3人の主力を欠く苦しい台所事情もあり、チームは通常の18人に五輪組3人を加えた21人体制で新潟入りし、五輪組の状態を見て、最終的なベンチ入りメンバーを決める予定だ。

 乗り換えを含め、クウェートから新潟までの移動時間は約18時間。しかも中1日での強行日程となるが、C大阪では過去にも香川(現ドルトムント)が08年6月、日本代表のタイ戦(アウェー)翌日、甲府戦に後半から出場して2得点を挙げており、今回もレビークルピ監督が五輪組を試合で起用する可能性も十分。チームは現在リーグ13位と低迷しているだけに、まさに総力戦で勝ち点3を奪いにいく。【福岡吉央】