FW山崎亮平(22)が、ゴールで完全復活を証明する。磐田は26日、次節大宮戦に向けて最終調整を行った。7月上旬にバセドー病を再発し、長期離脱していた山崎は、前節仙台戦で8戦ぶりにスタメン復帰した。だが、シュートも打てず、前半の45分間で交代。「もっと積極的にいけばよかった。全然だめだった」と悔しい復帰戦となった。

 大宮戦は中2日での強行日程となるが、2試合連続の先発は確実だ。柳下正明監督(51)は「45分以上はできると思う。相手のセンターバックはコンビがよくないので、山崎みたいに仕掛ける選手がポイントになる。試合をやることで良さが戻ってくる」と期待した。山崎も「最近は外、外になっている。中でボールを受けて起点になりたい。相手のギャップをうまく突いていければ」と、ゴールへの道筋をイメージした。

 代表復帰するためには、チームでのアピールが必要だ。U-22日本代表として臨むロンドン五輪最終予選のメンバーは9月8日に発表される。大宮戦後の試合は清水戦(9月10日)になるため、今日がアピールする最後の場だ。「まずはジュビロでしっかり結果を残すこと。次が終われば少し時間があくので勝って終わりたい」。苦しい時期を乗り越え、全てをぶつける。【神谷亮磨】