<J1:G大阪0-2甲府>◇第27節◇24日◇万博

 秋風吹く万博が怒声に包まれた。首位固めを狙ったG大阪が、J1残留を目指す甲府に完敗。今季リーグ戦負けなし(10勝3分け)だったホームで、連続不敗試合も「11」で止まった。今季初の完封負けに、右内転筋痛を抱えるMF遠藤は「自分も含めて、あれだけミスが多かったら。今日の出来ならゼロが妥当」。リーグダントツの得点を挙げる攻撃陣は簡単なパスミスを繰り返し、サポーターからは「どっちが首位やねん!」の声が飛んだ。

 前回の黒星も7月16日アウェー甲府戦だった。西野監督も「3カ月で同じチームに2度落とすとは…。コンディションは一番いいはずなのに連動した動きがなかった」と首をひねった。今日25日の柏の結果次第では首位から陥落する。「次に生かさないと。これをいい薬にしないといけない」と遠藤。残り7試合、6年ぶりの優勝へ負けられない戦いは続く。