三上が思い出の厚別でレギュラー奪回の1発を狙う。J2札幌は6日、札幌ドームサブグラウンドで紅白戦を行った。新人FW三上陽輔(19)が主力組でプレー。明日8日の天皇杯2回戦水戸戦(札幌厚別)では、公式戦15戦ぶりの先発が濃厚となった。

 久々の先発に闘志を燃やした。厚別は、昨年5月30日の富山戦でデビューした会場。同10月16日の甲府戦でJ初得点も決めた。「10月の厚別は、僕にとって大きな節目になった場所。まずチームが勝つことを第一ですが、チャンスがあればゴールも狙いたい」。Jでの通算5得点はすべてホームという“本拠好きボーイ”が、5月15日鳥取戦(札幌ドーム)以来、公式戦23試合ぶりの1発を目指す。

 円山球場で行われている秋季全道高校野球では、母校の札幌新川がサヨナラ勝ち。初の4強入りを果たした。いとこの太斉周平内野手(1年)もベンチメンバーとして勝利に貢献した。「野球部の結果はよくチェックしてます。刺激になりますね」。明日8日は高校野球が準決勝で、自らは天皇杯初戦。一族でチーム躍進のキーマンになる。【永野高輔】