清水は20日、「2012・アジアン・スーパー・チャレンジ・カップ」(23日開幕)に出場する香港遠征メンバーを発表した。今季、慶大から入団のMF河井陽介(22)ユースから昇格したFW柏瀬暁(18)DF犬飼智也(18)のルーキー3人がメンバー入り。23日のサウスチャイナ(香港)戦でいきなりデビューする可能性も出てきた。メンバーは今日21日、出発する。

 早期デビューだってある!!

 この日、21日からの香港遠征のメンバー21人が発表され、河井、犬飼、柏瀬のルーキー3選手が名を連ねた。アフシン・ゴトビ監督(47)は「出場する選手の年齢は関係ない。試合で使うために連れていく」と、起用を明言。大会では1試合6人までの交代が認められており、清水にとっても初陣となる23日のサウスチャイナ戦でいきなりピッチに立つ可能性は十分にある。

 訪れたチャンスに3人の気合も十分だ。この日、雨天のため室内で約1時間のトレーニングを終えると、河井は「最初のイメージが大事。良いプレーができればそのまま起用してもらえるかもしれない。このチャンスをつかみたい」と語気を強めた。慶大在籍時には2年から強化指定選手として何度も練習参加。鹿児島キャンプにも3年連続で同行してきた。チームメートのプレーも十分理解しているだけに「動きだせばボールは出てくる。中盤で試合を作ることは任せて、ゴールだけを狙っていきたい」と、手応えも口にした。

 16日の始動前からユースの練習に参加して体をつくってきた犬飼は「チャンスだと思う。自分のヘディングの強さをアピールしてきたい」。U-18日本代表でアメリカ遠征などの経験がある柏瀬も「海外は慣れているのですぐ順応できる。FWなのでやっぱりゴールを意識していきたい」と力を込めた。【前田和哉】