【グアム(米国)28日=永野高輔】少人数制の継続でじっくりと絵を描く。札幌は午前午後の2部練習を行った。石崎信弘監督(53)は、前日27日までの予定だった2班分離式練習を継続的に行う方針を固めた。34人の大所帯になり選手1人1人の能力把握には時間がかかる。戦力チェックと、昇格の原動力となった石崎流守備方法の伝授、新戦力からのアピールタイムを増やすことで的確なチーム設計につなげる。

 指揮官のこだわりで合宿の練習日程が微調整された。26日からフィールド選手を11、12人に分けて、個人戦術の伝授に着手。26日1対1、27日2対2とこなし、この日の4対4から全員まとまっての予定だったが2班制を続行した。「選手が多すぎると目が届かない。全員の能力を見極めたいから、あと数日は分けて見たい。わしの守備を覚えてもらわにゃならんしね」。早い時期に11人の新戦力に石崎イズムの根本原則をたたき込み、土台を固める。

 選手も歓迎だ。34人の大所帯でも指揮官の密着指導が増えれば、比例して御前アピールの時間も増える。新加入のMF高柳は「修正点も細かく言ってもらえるし、自分を知ってもらう機会も増える」と言った。

 今季の生命線とも言えるDFノースの対応力確認も大きな狙いの1つ。指揮官は「高柳、前田らユース上がりの選手はしっかり教えられている。ノースは身体能力は問題ないが、まだまだ。これからじゃな」と今後の進化を期待した。J1残留へ、細かい部分から着実に骨組みを組み上げていく。