チームのピンチは選手層の厚さでカバーする。磐田は6日、キャンプ2日目を迎え2部練習で調整を行った。U-23日本代表としてロンドン五輪アジア最終予選に臨んでいたFW山崎亮平(22)は、5日のアウェー・シリア戦で左腕を骨折。今日7日に浜松市内の病院で精密検査を受けるため全治は不明だが、開幕戦出場は絶望的となった。

 この日、森下仁志監督(39)は「山崎が早く復帰できるようにサポートしていく。まだシーズンは始まっていないし、いるメンバーでやればいい」と話した。今季は3-4-3の攻撃的なシステムを目指している。山崎が入る予定だったポジションは選手層が厚い。エース前田を筆頭にFW金園やFW押谷、MF松浦、U-23韓国代表MFペク・ソンドンらが定位置を狙っている。右第5中足骨を手術したMF山田も回復しており、ポジション争いは激しい。

 山田は「残念ですけれど、出られない選手の分まで頑張らないといけない。復帰した時にいい状態でできるようにやっていきたい」と誓った。【神谷亮磨】