清水のFW大前元紀(22)が、明日31日の札幌戦(アウスタ=午後6時30分)を上昇へのきっかけにする。チームは29日、完全非公開の中、約90分間の調整を行った。大前も順調に準備が進んでいるようで「疲れもなく体も動いている。感覚はいいですね」と力強く話した。

 手応えと同時に得点への強い意識も口にした。現在3トップを組むアレックス・ブロスケ(28)と高木俊幸(20)は、第2節広島戦で既にゴールを挙げた。シーズン全34試合を考えればまだ序盤だが、昨季チーム最多タイの8得点を挙げ、中心選手へと成長を遂げた大前だからこそ「3試合全て最初から使ってもらっているのに、自分だけゴールを決めていない。結果を出さないといけない」と話す。

 迎え撃つ札幌には、清水から移籍したMF山本真希が在籍。2戦連続ゴールを挙げるなど好調を維持している。大前は「よくご飯にも一緒に行ったし、今でもメールはする。ただ、試合になれば別。自分も負けていられないし、ホームで絶対に勝ちたい」。チームは開幕から内容に一定の手応えを得ながら1勝2敗となかなか勢いに乗れていない。元紀の今季1号こそ、最高の追い風になるはずだ。【前田和哉】