J2山形は今日20日、NDスタで岐阜を迎え撃つ。ホーム8戦負けなし(6勝2分け)と、03年のクラブ記録まであと「1」と迫り、今季10戦負けなしが懸かる一戦。累積警告による出場停止で前節福岡戦(13日=1△1)を欠場したFW万代宏樹(26)が復帰し、前線は従来通りの3トップが見込まれる。相手は最下位。今季初めて山崎、中島、万代のFW3人による「ゴール共演」も夢ではない。

 終盤戦で重要になってくる得失点差も意識する。山形は順位こそ首位だが、得失点差は+7で7位タイ。やや物足りない。今季リーグ最低6得点の岐阜に大勝し、大幅な上積みを狙う。山崎は「3トップの方がセットプレーの守りでやるべき事が明確になるし、いいと思う」と守備面の利点を挙げた。流れの中でも前からプレスをかけ、相手の攻撃を遅らせるつもりだ。

 19日は、試合前日にすっかりなじみとなったミニゲームで最終調整。準備は整った。頼れる3トップが、“職場”のアタッキングサードで任務を遂行する。【湯浅知彦】