札幌GK高原寿康(31)が8日の天皇杯、長野パルセイロ戦で2年ぶりに先発復帰する可能性が出てきた。4日の戦術練習では主力GKを務め、素早い反応と的確な指示でアピール。石崎信弘監督(54)も「至近距離のシュートストップはいいよね」と及第点を与えた。10年11月23日の徳島戦で右アキレス腱(けん)を断裂。3度の手術を受け、ようやく復活の舞台が見えてきた。あとは2年間、離れている実戦感覚。高原は「公式戦の速さにどれだけ対応できるか。久しぶりという言い訳は許されない。練習からしっかり準備したい」と気を引き締めた。