浦和に新加入したDF森脇良太(26)が、大雪とともにチームに溶け込んだ。チームは15日、埼玉スタジアムで13年シーズン新加入選手の会見を行い、森脇が大雪に見舞われた前日に、浦和の選手らに“救助”されていたことを明かした。

 車で新居探しに出掛けたところ、大雪で身動きが取れなくなった。「坂道は危険だと判断し路肩に止め、車中で寝るしかないのかと思っていたら、槙野選手から電話が来ました。加藤選手や宇賀神選手、チームスタッフ、そして地域の方にも助けてもらい駐車場まで行けた」。騒動を約5分かけて披露した。すでに槙野がツイッターで14日夜に、救助したことを明かしていたが現場の詳しい状況を森脇本人が明かした。

 結局、新居は見つからず「住所不定」というオチがついたが、雪よりも先にチームに溶け込み、爆弾低気圧さえも味方につけた。背番号は46番に決定。「4月6日が誕生日だから」と笑わせた。そして、今季へかける意気込みは「チーム、地域の方にはピッチで恩返ししたい。気持ちの入ったプレーを見せる」と表情を引き締めた。【高橋悟史】