古田先輩にポジションは譲らない!

 札幌は9日、キャンプ地の熊本・大津運動公園で8対8のゲーム形式などを行った。スイス1部トゥーンFCへの移籍が決定的だった古田が急転、チーム残留が濃厚となった。昨季チームトップの4得点を挙げるなど、中心選手の復帰を受け、ライバルとなる若手攻撃陣が、次々と挑戦状をたたきつけた。

 激しい競争が財前札幌を強くする。チームは今日10日に韓国Kリーグの水原三星と今季2度目の練習試合を行う。FW榊翔太(19)は、古田と重なるサイドハーフにも挑戦中だけに「争う相手が増える。負けないよう、しっかり点を取ってアピールしないと」と前を向いた。

 7日のレノファ山口戦で1ゴールを決めたMF荒野拓馬(19)は2戦連発を目指す。「誰が入っても負けないっす。引き続き結果を出し続けたいっす」と意気込んだ。ユースの後輩たちが、背番号15の残留を刺激に、さらなるレベルアップを図る。