大宮から東京へ移籍してきたロンドン五輪日本代表MF東慶悟(22)が16日、同じくサウサンプトンから新加入のFW李忠成(27)にライバル心を燃やした。東は「チュンソンくん(李の愛称)はトップ下もできる。僕自身まだ試合に出られるか分からない。危機感を持ってアピールして、良い形で開幕戦(3月2日、大分戦)を迎えたい」と話した。

 東はこの日、鳥栖での試合(2-1で勝利)に参加せず、李やMF長谷川らと宮崎で居残り練習。フォーメーション練習では、李がセンターFW、東がトップ下に入ってさまざまな攻撃パターンを試した。公式戦でもこのポジションが濃厚だが、東は李について「ライバル?

 そうですね。それがまた良い関係につながると思う」と話した。

 練習ではさっそく李が、東と長谷川に攻撃時の戦術、ポジションについて意見を伝え、3人で話し合った。「時間もないですし、どんどん(李と)一緒にやって、良いイメージでやれるようにしたい」と東。この日、FWルーカスがインフルエンザのためダウン。チーム内でのまん延も心配されるが、東の言葉は力強かった。【千葉修宏】