磐田、清水が今季初の静岡ダービー、明日23日のナビスコ杯1次リーグ第2節(ヤマハ、午後1時)へ調整を開始した。磐田MF山田大記主将(24)は、藤枝東の後輩の村松らを封じて勝利をつかむことを誓った。

 磐田は21日、磐田市内で清水戦へ練習を行った。20日の大宮戦に2-0で快勝し、ライバルより先に今季公式戦初勝利。昨季からダービーはプレシーズンマッチを含め4連敗中だけに、山田主将は「エスパルスは特別な相手。公式戦連勝も含めいろんな意味で大切な試合になる。リーグ戦に弾みをつけられるよう、勝ってつなげたい」と話した。

 清水には藤枝東の後輩、村松大輔(23)とMF河井陽介(23)がいる。村松には2戦連続でゴールを決められているだけに「大輔に点を決められるのはこれ以上ない屈辱です(笑い)。河井は河井で悔しいですけど。特に2人にはあまり取られたくないですね」と闘志を見せた。

 同じ背番号「10」を背負う河井が右サイドバックで出場すれば、山田とマッチアップする場面も出てくる。「取られる気はしないですね。抜けるでしょ、河井なら(笑い)」と先輩の風格を漂わせた。大宮戦では2点目をアシストするなど勝ち点3に貢献したが「フリーになった割にはミスが多く、自分のプレーとしては精彩がなかった」と反省し「しっかりと整えて連戦でもいいプレーをしたい」。【岩田千代巳】