清水はアウェーでのナビスコ杯・静岡ダービーをきょう23日に控えた22日、完全非公開で最終調整を行った。MF八反田康平(23)が、静岡ダービーで公式戦3戦連続得点を狙う。「相手は磐田。そんなに甘くはないと思うけど、取れたら一番良い。ゴールを狙える位置にどんどん入っていきたい」と語気を強めた。

 現在、チームは昨季のプレシーズンマッチから宿敵磐田に4連勝中。昨年10月のリーグ第28節では、FW大前元紀(23=現ドイツ1部・デュッセルドルフ)のクロスを八反田が左サイドのMF河井陽介(23)へと頭でつなぎ、DF村松大輔(23)の決勝点を演出した。八反田は「自分が清水に入ってからまだ負けていない。得点も取れているし、良いイメージが残っている」と手応えを口にする。

 さらに、八反田自身はリーグ湘南戦に続き、ナビスコ杯甲府戦と公式戦2戦連続ゴール中。調子は上向きだ。「連続で取れていることで自信につながっている。調子も悪くないし、気持ち良く試合に入れる。ダービーという特別な試合で気持ちも入る。勝つだけです」と、頼もしい言葉を並べる。若き司令塔が、今季初勝利を呼び込む。【前田和哉】