仙台は今日24日、酷暑のタイで1勝2分け1敗のACL1次リーグE組2位で並ぶブリラム(タイ)との直接対決に臨む。ブリラムに勝利し、同組のもう1試合でFCソウルが江蘇舜天を破れば決勝トーナメント進出が決まる。大会規定により、勝ち点が並んだ場合は直接対決の成績で順位を決めるため。逆に敗れれば1次リーグ敗退の可能性も高まる。手倉森誠監督(45)は「Jリーグの代表として、被災地チームとしてたくましさを見せたい」と言った。

 20日の川崎F戦は気温7度だったが、4月のタイが最も暑く、日が落ちても気温は30度を超える。同監督は「(午後)5時を過ぎれば思ったより涼しいので、驚いているくらい。夏場の関東のナイトゲームよりマシかもしれない」と、思いのほかしのぎやすい環境に声も弾んだ。ブリラムとは昨年2月のタイ遠征で対戦して1-1(PK戦で敗戦)、2月26日のホーム戦でも1-1と2連続ドロー中。(ブリラム=亀山泰宏)