元大分のペリクレス・シャムスカ氏(48=コリチーバ)が14日、東京の次期監督候補に再浮上した。複数の関係者によると、セリエAチェゼーナの元監督であるマッシモ・フィッカデンティ氏(46)に一本化して交渉を進めていたが、ここにきて難航。セリエAの強豪クラブが年末年始の中断期間中に監督交代するタイミングを模索している同氏は、東京の条件を保留したという。

 方針転換をした東京は、10月下旬の時点で絞り込んでいたシャムスカ氏を再び候補としてリストアップ。今月初旬にクラブ幹部がブラジルのコリチーバで指揮を執る本人と直接面談を行っている。同氏の代理人はすでに来日しており、順調に交渉が進めば近日中にも合意に至る。実現すれば、大分で指揮を執った09年7月以来4年半ぶりのJ復帰となる。