元日本代表で来季からJ2降格が決まった磐田のDF安田理大(26)が鳥栖に移籍することが23日、決定的になった。鳥栖は左サイドバックの層が薄く、左をこなせる安田に正式オファーをしていた。磐田も契約更新について話し合っていたが、鳥栖への移籍の意思を固めたという。

 安田は6月末に2年半在籍したオランダ1部フィテッセと契約を終了。欧州移籍市場が閉まる9月2日まで欧州での移籍先を探したが実現せず、夏からオファーが来ていた磐田に9月上旬に移籍を決めた。契約は半年で、J1残留を目標に7試合に出場したが、かなわなかった。磐田の降格が決まった試合は偶然にも11月10日の鳥栖戦で、安田は先発で出場。敗れた直後は号泣していた。将来的には、再び欧州でのプレーを目指す。