仙台がクラブ創設20周年記念行事としてセリエAユベントスとのOB戦を開催し、元オランダ代表MFエドガー・ダビッツ氏(41)に出場を要請していることが2日、分かった。試合は8月17日にユアスタで行われる予定。関係者によると、90年代に活躍したメンバーを中心に人選を進め、交渉に入っているという。また、元イタリア代表FWファブリツィオ・ラバネッリ氏(45)らも候補に挙がっている。

 ユベントスは1897年創設で、スクデット獲得(セリエA制覇)30度を誇る名門。13-14シーズンはホーム全勝で欧州リーグ最多勝ち点記録を更新するなど、圧倒的な強さで3連覇を達成した。ダビッツ氏は97年から04年まで在籍し、驚異的な運動量と闘争心あふれるプレーから「闘犬」の愛称で絶大な人気を誇った。ラバネッリ氏は92年から96年までプレー。強烈な左足を武器に得点を量産し、背中を丸めた独特のフォームと白髪から「銀狐」と呼ばれた。

 仙台とイタリアサッカーの関係は深い。02年W杯日韓大会で同国代表がキャンプを行った縁から、ユアスタには当時の記念品が数多く展示されている。03年にはセリエAのキエボ、翌04年にはラツィオが仙台と親善試合を開催した。