日本代表FW大久保嘉人(32)が7日、所属先の川崎Fで始動した。9日間の休暇が明け、居残りで約20分間シュート練習するなど、12日の天皇杯、15日に再開するリーグ戦を見据えた。

 W杯は1次リーグ敗退だったが「ブラジルで切り替えて帰ってきたよ」とアッサリ。前回はオーバートレーニング症候群に悩まされたが「またサッカーがしたいと思える。気持ちにも全然余裕がある」と違いを強調。さらに「Jリーグでも世界に通用する。4年後は、今出てない選手でも代表に選ばれるかも。1カ月で入れるから」と笑った。

 休暇中は母校の長崎・国見中、国見高でサプライズ講演した。後輩たちに話したのは「また4年後に(W杯に)出る夢ができた。みんなも夢に向かって突き進んで」。心身ともにリフレッシュし、36歳で迎える夢へ再び走りだした。