仙台DF蜂須賀孝治(24)が、子どもたちへの継続支援を約束した。26日の練習後、宮城県庁内のみやぎこども育英基金・子育て支援課を訪問。6月15日に行われた「2014ソシオクラブ感謝の集い」で実施した、選手のスパイクやGKグローブなどを集めた私物オークションの収益金85万円を寄付した。寄付金は震災で家族を亡くした子どもたちの高校、大学への入学金や授業料などに充てられるという。

 自身のケガで、夢や希望を失わないでほしいという思いを強くした。蜂須賀は昨年12月に右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷。ピッチに立てない悔しさとともに「あらためて自分から(支援活動を)やっていこうと思った」と話す。リハビリを乗り越え、早ければ今週末にも実戦復帰できるまでに状態は上がってきた。期待の若手サイドバックは「宮城やベガルタを支えてくれる子どもたちのために役立ててほしい」と願いをこめた。