<J1:鳥栖2-2清水>◇第22節◇30日◇ベアスタ

 アギーレジャパンにサプライズ初選出された鳥栖DF坂井達弥(23)の攻守の貢献も実らず、清水と引き分けた。坂井はセンターバックとして2戦連続先発出場。だが失点に「2失点はよくない。(攻守で)バラバラになった失点は修正点」と反省。それでも「対人で負けなかったことは評価したい」と前を向いた。

 この日、日本協会の霜田技術委員が視察に訪れ、坂井は「少し意識した。チームが勝つためにしっかりやった」という。気迫十分だった。守っては193センチの清水FWノバコビッチとの空中戦をことごとく制すなど、得意とする1対1の対人守備がさえた。攻撃でも利き足の左足のロングフィードで何度も攻撃の起点になった。坂井は今後について「ガッツや粘り強さで精いっぱい戦っていきたい」とさらなる成長を誓っていた。【菊川光一】