父親になったC大阪のDF扇原貴宏(23)がJ1残留に向け気を引き締めた。C大阪は、12日大阪市内で、22日のアウェー仙台戦に向け約1時間調整。J2降格圏の17位に沈み、次節にも条件次第では降格の可能性がある。今月3日に第1子となる長女が誕生しパパになった扇原は、残りの3試合「3連勝しか目指していない」と力強く話した。

 しかし、厳しい現実もある。10日に行われた関西ステップアップリーグではJ2京都にフルメンバーで臨むも、サブ組中心の相手に逆転負け。「京都戦では結果が出なかったけど、まだ準備期間はある。全員でいいトレーニングを続けていければ」。残留に向け気持ちを奮い立たせていた。

 家に帰れば、さらにやる気がみなぎる。「(子どもは)めっちゃかわいい。毎日癒やされてます。おむつ替えるのも全然苦じゃない」。父親になりさらに責任感が増した23歳が、残り3試合ラストスパートをかける。