北中米カリブ海地区王者パチューカ(メキシコ)が、きめ細やかな臨戦態勢で昨季の雪辱に挑む。13日のアルアハリ(エジプト)戦を翌日に控えた12日、都内で練習を公開した。昨年はお祭り気分で集中力を欠き、1回戦負け。その教訓から、今年は細部にまでこだわった調整で、万全を期した。また南米王者LDUキト(エクアドル)が12日、来日した。

 パチューカは昨年とは本気度が違う。選手の集中力を保つため、今年は家族の帯同を禁止。試合8日前の5日に来日し、2度の練習試合をこなした。観光も秋葉原に1回行った程度だ。11日にはメキシコ流の「必勝祈願」に当たる全員での記念撮影を行い、ゲン担ぎも万全。GKカレロは「家族がいないのは寂しいが、テレパシーを送っているから大丈夫」。電気製品ではなく、優勝トロフィーをみやげにするつもりだ。