来年2月の国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙の立候補が26日、締め切り日を迎えた。90日間の暫定的な活動停止処分を受けている欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長(フランス)らが立候補しているが、UEFAは同日の理事会でインファンティノ事務局長(スイス)への全面支援を全会一致で決めたと発表した。

 事務局長は立候補の手続き中で、その後に声明を発表する予定。アジア・サッカー連盟のサルマン会長(バーレーン)も出馬した。他にFIFA元副事務局長のシャンパーニュ氏(フランス)、5月の会長選で敗れたヨルダンのアリ王子、元トリニダード・トバゴ代表のナキド氏が立候補を届け出たと発表。英BBC放送(電子版)によるとリベリア・サッカー協会のビリティ会長も出馬した。

 南アフリカの実業家、セシュワレイ氏も出馬を表明。立候補の意向を示していた元日本代表監督のジーコ氏は届け出に至っていない。

 会長選は来年2月26日の臨時総会で実施される。立候補には加盟5協会の推薦や過去5年中2年の実務実績が必要。FIFAの資格審査を経て立候補者と認められ、後に発表される。プラティニ会長についてFIFAは、活動停止処分が解けるまで審査が保留されると明らかにしている。