ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ(電子版)は23日、法的根拠のない高額な金銭授受を理由に国際サッカー連盟(FIFA)から6年間の活動停止処分を受けている前会長のブラッター氏が、処分期間中にもかかわらず2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会を来賓として訪問する意向と報じた。

 ブラッター氏は処分の取り消しを求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。処分では、来賓としての試合観戦は禁じられている。

 ロシアのプーチン大統領が招待状を送ったと欧州のメディアが報じていた。ブラッター氏は「招待されたら自分は応じようと努める」と話し、応じる文書を送ったことを明らかにした。