ドイツが世界王者の面目を保った。2年前のW杯を制したドイツは息つくひまのない好試合の末にウクライナを退けた。20年ぶりの欧州制覇へ順当に白星スタートを切ったが、内容では課題も露呈した。

 前半はウクライナの果敢な攻めに苦しみ、守護神ノイアーの好守に救われた。ゴールラインぎりぎりのボールをボアテングが間一髪でクリアするなど危ういシーンも。レーウ監督は「前半は攻撃陣と守備陣の間が空き過ぎていた」と指摘した。

 今大会は接戦が多く、2点差で勝ったのはドイツが初めて。クロースは「初戦の勝利は非常に重要」と無失点での1勝を評価した。