ヘルタの日本代表FW原口元気(25)が2日、冬季休暇を終えて千葉・成田空港から出国した。

 帰国した年末はナイキ社のイベント出演やテレビ収録をはじめ、自主トレ公開や全日本少年サッカー決勝へのゲスト参加など多忙を極めたが、大みそかと元日は「実家でゆっくりできました。最初は結構バタバタしてましたけど、リラックスできたし、うまくサッカーのことを忘れる時間がつくれた」とリフレッシュできた様子だった。

 クラブはブンデスリーガで3位につけている。昨季も同じく3位で折り返したが、最後は7位と失速。「去年達成できなかった欧州チャンピオンズリーグ、欧州リーグ出場を求めていきたい。リベンジというか、そこを目指して。3位という成績は同じですけど、戦い方、内容はすごく向上している。今やってるサッカーを、より良いものにしていきたいし、ゴールも狙いたい」と話した。

 日本代表では昨年、9試合でチームトップの5得点とブレークした。11月15日のサウジアラビア戦まで、日本史上初のW杯アジア最終予選4戦連発を達成。3月23日のアウェーUAE戦での5試合連続ゴールを期待されると「もちろん決めたいと思います。ただ、記録のためじゃなく、チームのために」。その3月までは代表戦がなくクラブに集中できるため「移動もないし、集中できる。(年末年始に)休んだことでポジティブになれるし(開幕から9試合連続フル出場した)シーズン開幕のような動きを取り戻せると思っています」と決意新たに、ドイツへ飛び立った。