シャルケのDF内田篤人(28)が2日、冬季中断期間を利用した年末年始休暇を終え、千葉・成田空港から出国した。

 昨年12月8日の欧州リーグ・ザルツブルク戦で右膝の故障から約1年9カ月ぶりに公式戦復帰。順調にリハビリは進んでおり「全メニューやれるように頑張りたいなと思いますし、1年を通して戦える体づくりをしたい」と話した。

 現在11位につけるシャルケで期待されるリーグ戦での復帰については「自分がしっかり動ければ試合に出られると思ってます。まずは膝と、体と、ちゃんと動けるようにしたい」と手応えもつかみつつ「痛みのない中で練習、合宿と、長い間やれないといけない。ちょっと時間はかかるかなと思います」と本格復帰には慎重な姿勢を見せた。

 前日の天皇杯決勝では、古巣鹿島が川崎Fを2-1(延長)で下し、6大会ぶり5度目の優勝を遂げた。大阪開催だったためテレビ観戦し「久しぶりに1試合ちゃんと、延長戦まで見させてもらいましたけど、いい試合でした。12月は試合いっぱいだったと思うんですけど、連戦でも最後に勝つ。強かった」と喜んだ。