スペイン1部セビリアの日本代表MF清武弘嗣(27)が2試合ぶりにベンチ入りしたが、出番はなかった。

 現在リーグ2位と好調のチームが最下位相手に先制点、勝ち越し点を許す苦しい展開となったが、MFビセンテ・イボーラ(29)の2得点で追いつく。終盤に地力の差を見せつけ、後半35分にFWフランコ・バスケス(27)が勝ち越し点を奪うと、後半ロスタイム2分にMFパブロ・サラビア(24)が追加点。終了間際に1点を返されたものの、4-3で競り勝った。

 その中で、今冬の移籍が取りざたされる清武はウオーミングアップ止まり。今季は4試合1得点にとどまっている上、ポジションを争っているMFのナスリ、ビトロ、ガンソがそろって欠場した今節も出場を果たすことができなかった。あらためてチーム内の厳しい立場が浮き彫りになった。