イタリア2部ベローナの幹部でOBの元イタリア代表FWルカ・トニ(39)が乗った車が、対戦相手の熱狂的なサポーターの「ウルトラス」に襲撃される事件が起きた。12日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 11日に0-2で敗れたアウェーのアベリーノ戦の試合前にベローナのマウリツィオ・セッティ会長と同じ車でスタジアムに向かったが、相手サポーターに止められて襲撃された。車の窓ガラスは割られ、さらにはビール瓶が車内に投げ込まれた。瓶は同会長に直撃したがケガはなかった。しかし、車はボコボコになったという。トニは「ひどいのは、現場近くにいた交通巡査たちが、見て見ぬふりをしていたことだ」と話した。