サッカー・ヨルダン代表のハマド監督が有効な査証(ビザ)を所持していたにもかかわらず、オーストラリアの空港で一時拘束されたことが判明し、同国のカー外相が駐オーストラリアのヨルダン大使に謝罪した。カー外相の報道官が7日、明らかにした。

 ヨルダンのサッカー協会によると、ハマド監督はワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリアと11日に対戦するため、今週、チームと共にメルボルンの空港に到着。必要な入国手続きを全て済ませていたのに、空港内の小部屋で説明もなく4時間ほど拘束されたという。

 AP通信によると、入国管理当局は詳しい拘束理由の説明を拒んだ。

 両国は最終予選で日本と同じB組に所属。日本は4日のオーストラリア戦で引き分け、同組1位での突破を決めた。