ローマに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFピャニッチが21日、母国の危機に行動を起こした。

 ボスニア・ヘルツェゴビナを含むバルカン半島では現在、観測を始めた120年の間で最悪となる豪雨に見舞われ、大規模な洪水が発生。これまでに約100万人が被災していると言われている。

 支援への行動を起こしたBミュンヘンのクロアチア代表FWマンジュキッチと同様に、ピャニッチもこの被災者へのサポートに尽力していたようだ。

 オランダの「De

 Morgen」』やボスニア・ヘルツェゴビナの地元紙によれば、母国へ赴いたピャニッチは、首都サラエボにある薬局を丸ごと購入。そして、手に入れた薬などの物資を被災地に全て寄付したという。

 この水害により、ボスニア・ヘルツェゴビナでは100万人以上の人が清潔な水を得られない状況となっており、またセルビアでは、被害総額が数億ユーロにも上ると見られているため、大統領が他国に支援を表明する事態にまで発展している。【超ワールドサッカー】