Rマドリードへの移籍を熱望していたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(23)が、マンチェスターUに残留することを宣言した。ポルトガルの通信社に「ファーガソン監督とお互いの意見を交換したが、残るのがベストだという結論に達した」と発言し、約3カ月に及ぶ移籍騒動に自ら終止符を打った。残留宣言にレアルのシュスター監督は「決定を尊重したい。加入すればチーム力も大きく上がっただけに残念だが、問題ない。タイトルを獲得するのに十分な戦力がそろっている」と話し、平静を装った。

 C・ロナウドのレアル移籍話は、5月の欧州CL決勝を前後して浮上。6月の欧州選手権敗退後には自ら「レアルへ移籍したい」と明かし、移籍金1億ユーロ(約170億円)の提示を受けたとも報じられた。(山本孔一通信員)