<ロシアリーグ:CSKAモスクワ3-0クリリヤ・ソビエトフ>◇25日◇サマラ

 ロシア1部CSKAの日本代表MF本田圭佑(24)が25日、アウェーでのクリリア・ソベトフ戦で今季初ゴールを決めた。リーグ戦で3試合ぶりの先発出場。トップ下の位置に入った本田は前半13分、ゴール右約25メートルの距離から左足でFKで直接ゴールを決め、先制点を奪った。カーブを掛けたボールは、相手GKの手をかすめ、ゴール右上に吸い込まれた。

 本田はさらに前半45分、ゴール前で相手DFのパスをカットすると、GKと1対1になり、冷静に左足でシュート。リーグ最下位のチーム相手に2点目のゴールを決めると、両手こぶしを握りしめ、チームメートに駆け寄った。

 CSKAは22日のロシア杯決勝でアラニヤを下し、2年ぶり6度目の優勝を飾ったばかり。中2日の強行日程だったが、本田はリーグ戦今季2度目の先発起用に、見事に応えてみせた。

 本田の得点は日本代表でPKを決めた1月14日のアジア杯シリア戦以来、約4カ月ぶり。リーグ戦では昨年11月20日のスパルタク・モスクワ戦以来、約半年ぶりのゴールとなった。

 またCSKAモスクワはこの日、6月のキリン杯で本田が日本代表に招集されたことを公式ホームページ(HP)で発表。日本協会は27日に代表メンバーを発表する予定で、CSKAが先に発表する形となった。本田のほかにも13選手が各国代表に選ばれており、本田と同様にHPで発表した。