<ロシアリーグ:CSKAモスクワ4-2テレク>◇10日◇グロズヌイ

 ロシア1部CSKAモスクワのMF本田圭佑(24)が「強行出場」で、いきなりゴールを決めた。10日に敵地で行われたテレク戦に右MFで先発してフル出場。2-0の後半7分、FWラブのヒールパスをゴール前へ走り込みながら受けると、豪快に左足でゴールネットを揺らした。日本代表としてキリン杯に出場し、8日にロシアへ戻ったばかり。7日チェコ戦から中2日とほぼぶっつけの状態ながら、しっかりと結果を出した。

 リーグ戦の得点は、2得点した先月25日(日本時間同26日)のクリリヤ・ソビエトフ戦以来3点目。前半4分に中央を強引に突破するなど、開始からゴールへの強い意欲を見せた。前半37分には左サイドから右サイドにいたFWドゥンビアへ好パスを送り、FWラブの2点目の起点になった。

 時差ボケも関係なく最後までキレのある動きを見せた。代表合宿中に話した「欧州組には休むなと言った。個々がレベルアップするには、どれだけ高い意識を持ってやれるか」の言葉を自ら実践。「スポーツ・トリビューン・ルー」が10点満点中7点をつけるなど、地元紙も高評価を与えた。