<セリエA:インテルミラノ4-1ラツィオ>◇10日◇ミラノ

 日本代表DF長友佑都(27)が所属するインテルミラノは、ラツィオに大勝した。先制を許したが、その後は猛攻で逆転し、欧州リーグ出場権を獲得。今季限りで引退するDFハビエル・サネッティ主将(40)のホーム最終戦を、勝利で飾った。

 長友は左MFでフル出場し、今季リーグ戦6アシスト目を記録した。前半37分、左サイドを駆け上がってゴール前に相手DFの間を通す低いクロスを入れると、FWパラシオが決めた。試合後は、後半から出場したサネッティと抱き合い、引退セレモニーでは感極まった表情を見せた。長友が最初にクラブのロッカールームに入った際、お辞儀をして迎えてくれたのが、サネッティだった。「彼から、常に前を見ること、ポジティブに進むことなどメンタル的な部分をたくさん学んだ。寂しい」と鉄人の引退を惜しんだ。