日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が、八百長容疑の証人として裁判に招聘(しょうへい)される可能性があると、7日付のスペイン・マルカ紙が報じた。八百長疑惑のある11年5月サラゴサ-レバンテ戦の事情聴取が6日に行われ、元サラゴサFWウチェ、元レバンテFWウェリントンが裁判所に出廷。両者とも関与を否定した。ウチェは、当時のアガピト会長からの入金が、八百長に関するボーナスではないと明言。起訴が成立した場合、当時サラゴサを率いていたアギーレ監督も関係者として裁判に招聘される可能性があるという。

 一方でヘタフェのMFフアンロドリゲスが、同試合の1年前に、サラゴサから20万ユーロ(約2800万円)で八百長を持ちかけられた事を明かしたとも報じた。同選手は、当時の監督にすぐに相談。チームは八百長を行わなかったという。(山本孔一通信員)