<Vプレミアリーグ女子:久光製薬スプリングス3-0JTマーヴェラス>◇1日◇ひたちなか市総合運動公園体育館

 JTは久光製薬に0-3のストレートで敗れ3連敗、通算成績が8勝14敗となった。一方の久光製薬は4連勝で16勝目となり、4強進出へ大きく前進した。

 10チーム中9位と低迷しているJTは、第1セット序盤から現在、総得点ランキングで日本人1位の谷口雅美(32)のバックアタック、タチアーナ(30)のサイドアタックを中心に、積極的な攻撃を見せる。しかし、久光製薬も元日本代表の山本愛(27)らのアタックで得点を重ね、互いに一歩も譲らない展開となった。デュースにもつれ込んだが、タチアーナのアタックが久光製薬トム(27)のブロックに阻まれ、24-26で第1セットを落とした。

 第2セットも一進一退の攻防が続き、JTが先にセットポイントを奪うも攻めきれずにデュースになった。しかし、競り合いを制することができずに25-27でこのセットも落とした。

 後のなくなった第3セット、ここまで好調だったJTのブロックが決まらなくなり、久光製薬の山本、狩野舞子(20)らのアタックで点差を広げられた。JTは各セットとも接戦に持ち込んだが、攻めきれずに3連敗となった。