第2日の競技が行われ、女子やり投げで競技歴3年目の新鋭、北口榛花(はるか、旭川東高3年)が60メートル35で優勝した。同種目を日本勢が制したのは初めて。

 前日15日の予選は通常より100グラム軽いユース規格500グラムのやりに戸惑い、52メートル15で4位通過だったが、1日で微調整。600グラムでの自己ベスト55メートル99を大きく上回り、“60メートル超え”投てき者の仲間入りを果たした。

 高校入学後1年間は競泳との二刀流だった北口は、2年から陸上に専念。昨年の高校総体は、技術が未熟で通常の選手の3分の1ほどしか助走しない中で、52メートル16を投げて初優勝していた。秋の国体で2冠に輝き、今季は5月のセイコーゴールデンGP55メートル99で7位、6月の日本選手権54メートル44で5位とシニア大会でも結果を出していた。