スポーツ仲裁裁判所(CAS)は19日、2009年の陸上世界選手権で女子3000メートル障害を制したマルタ・ドミンゲス(スペイン)をドーピング違反により3年間の資格停止とする裁定を下した。同選手権でのタイトルも剥奪される。

 ドミンゲスは血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」の検査で異常値を示し、13年に国際陸連から暫定資格停止処分を受けた。その後の聴取に基づいてスペイン陸連が処分を解除したが、国際陸連と世界反ドーピング機関がCASに異議を申し立てていた。