来年8月のリオデジャネイロ五輪選考会を兼ねた大会は、元世界記録保持者のパトリック・マカウ(30=ケニア)が2時間8分18秒で2連覇を果たした。佐々木悟(30=旭化成)が2時間8分56秒で日本勢最高の3位に入った。「最強の市民ランナー」川内優輝(28=埼玉県庁)は2時間12分48秒で日本勢4番目となる8位に終わった。

 川内は11・5キロ過ぎに早くも先頭集団から遅れ始め、20キロ手前で1分以上の差をつけられた。大会前には「戦える最後の五輪はリオ。逃せば五輪に縁がなかったことになる」と話していた。選考対象となるのは3大会で、来年2月の東京、同3月のびわ湖毎日が残されている。