ロシア陸上界の組織的なドーピングを内部告発した女子中距離のユーリア・ステパノワの夫ビタリー氏は5日、リオデジャネイロ五輪参加について、国際オリンピック委員会(IOC)の許可を待っていると明らかにした。ロイター通信が報じた。IOCは「慎重に検討する」としている。

 国際陸連はロシア陸連の資格停止処分を解除していないが、同選手については反ドーピング活動への貢献を評価し、個人資格で国際大会出場を認めると1日に発表した。ただ、五輪参加についてはIOCの判断としている。

 同選手は6日にアムステルダムで開幕する欧州選手権で大会に復帰する。